毒親から逃げることが出来たあの子へ
同じ店で働いてた子でした。
なぁ、今きみは元気しとっとか?
きみはお店の先輩やった。
タメみたいに絡んどった。
あとから崎元が店に入り、なんか知らんが意気投合。
すぐに親しくなり、色々と話すようになったんよな。
今考えると、毒親持ち同士って惹きつけられやすいんやろか?
通常、毒親持ち同士って、ハズレを引くと依存されて大変なんや。依存されたり。
あれなんなんやろな 笑
もう崎元のところにはそんな奴来なくなったけど、とんでもなく厄介やで。
八つ墓村予備軍ってとこやな。
そんな奴らが多い中、
逆にうちらはまったく干渉せず、
お互い無害やったから良かってんなーっては思ってます。
お互い干渉もせんかったしな。
営業後だとかに、
何処か呑みに行こうよとか、遊んだりとか、そんな深くなかったの、
あれ正解やと思うねん。
ある日、きみとふとしたきっかけで毒親エピソードを語った事があった。
うちら2人とも虐待されてたとか、ご飯作ってくれんとか、共通点は挙げたらきりないから、ええ加減なところで話は切り上げた。
私もそやけど、
きみだってフラッシュバックが来てしまうかもしれないやんか。
私はそれが一番嫌やった。
だからお互い深い絡みやらは、しようとは思わんかった。
当時はお互いに都市部で1人暮らし。
毒親からの二次障害の話だとか、種類は違えど2人で、その話も長めに話してました。
そして、きみは常に、
「私は誰にも必要とされてない」
「私は消えちゃいたい」
そう言ってた事もしょっちゅうやったな。
話の流れでいくと、
君はなにも悪いことしてないやんか。
君を責める「頭の悪い」奴らとはもう離れた。
で、な。
店に長めに居られて、多少の蓄えも出来たのは、なによりきみの存在のお陰やったんや。
色々、指摘もしてくれたり教えてくれたりしてくれたやん。
あれ大きかったで。
崎元が店入りたての時、
店から駅までの道が複雑やったから、駅までつきっきりで案内してくれたの、忘れない。
だから改めて言うよ。
「ありがとう」
うちら、また、「シにたい」とか思う日重なるかもしれんな。
その時は別に「シにたい」って思ってていいと思うんや。
そんなんは否定するもんやないと思ってるんだ。
だからといってシぬ事を勧めはしていない。
「シにたいという気持ちも自分の中にあるんや」と逃げずに認めてあげて、向き合ってあげる。
きみは、
「明日には消えちゃうかもしれないから」
そう言って、夜明け一緒の帰りの分かれ道、バイバイしたのが君との最後の絡み。
あれから連絡ないけど気にしてないよ。
そんなもんやと思っとるから。
無理に絡もうとするから、おかしくなるのは経験済みやからな (笑)
毒親から離れられてるきみは、私よりも強い人やで。
「ぜっったい毒親のおる地元に帰ったらあかんで」
適度に療養しながら、おいしいもん食って、少しでも幸せな時間を増やしてください。
以上。
出られたらこっちのもの。
毒親が物理的にそばにいないだけで、
人生が自分次第で変えていけるスピードってほんま違うもんやで。
と、崎元は思います←天気いいから、出かけて気分転換してきました。
醜い毒父や毒家族の姿を見ない日は快適です。